片品村役場

村長年頭あいさつ

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新年明けましておめでとうございます。

村民の皆様方にはご家族お揃いで希望に満ちた輝かしい新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。

又、昨年は公私共に大変お世話になりましたこと重ねて厚くお礼申し上げます。

年末には例年になく早く降雪がありまして各スキー場が順調にオープンを迎えることができました。今シーズンが昨年以上の来場者は勿論のこと片品村全体が潤うことを期待しております。

又、村民の皆様には、村行政運営に対し日頃から温かいご支援・ご協力を頂き、心から厚くお礼を申し上げます。どうか本年も相変わらぬご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

さて私事になりますが、前星野賢二村長の急逝によりまして村長選挙に立候補いたしまして、村民の皆様の温かいご支援・ご協力を賜りまして就任をさせて頂きました。心から厚くお礼を申し上げます。

就任後1ヶ月半を経過致しましたが、山積する諸問題など多くの事案につきましては、議会の皆さんと協議しながら一つ一つ解決して行く所存でありますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

昨年を振り返ってみますと、国内外ともに多くの出来事がありまして変動の一年でありました。海外では、アメリカにおいて史上最大級のハリケーンで甚大な被害がありまして、いまだに我が家に帰れない方々がおりますが、一日も早い復興を念じております。

国内においては、小泉政権の重要課題と位置づけた郵政民営化関連法案が参議院において自民党の一部の反対などにより否決されたため、衆議院を解散して総選挙が行われました。その結果、自民党が首都圏など都市部を中心に圧勝して、特別国会で郵政民営化法案は可決となりました。又、紀宮(のりのみや)さまと黒田慶樹(よしき)さんのご結婚をされまして、紀宮さまは民間人の「黒田清子(さやこ)さん」となられましたことは大変明るい話題でありました。

村内の農業関係におきましては、今年は台風などによる大きな被害はありませんでしたが、価額は低迷が続いて生産者に取っては収穫量に比べて収入額が上がらない状況でありました。

又、戸倉ダム中止に関連する事業につきましては、まちづくり交付金事業で群馬県から2名の職員の派遣を受けまして進めております。

さらに摺渕橋や幡谷橋の建設につきましても地元の皆さんのご協力を得ながら実現に向けて推進しているところであります。

尾瀬が国際的にも重要な湿原であり、ラムサール条約で認められましたことは、大変喜ばしいことでありまして今後とも関係者と協力しながら、貴重な自然を保全しながら、環境学習をはじめとする適正な利用の推進に努めて行きたいと考えております。一方、日光国立公園から尾瀬を分離して、単独の「尾瀬国立公園」とすることを目指しまして関係機関に要望を行っております。単独であれば、尾瀬の知名度も上がり、国民の環境(かんきょう)保護(ほご)意識の高揚(こうよう)も図られ、地元に取りましても一層尾瀬に対する愛情が強まりまして地域振興につながるものと確信しております。

又、今年2月19日~22日まで、片品村に於いて第61回国民体育大会冬季スキー競技会「尾瀬国体」が開催をされます。全国から多くの役員・選手を迎えるための準備も整いました。村民の厚い人情と温かいおもてなしと、片品村の尾瀬をはじめとする観光資源をアピールして来村した方々が再び訪れて頂けるように皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

地方行財政を取りまく情勢は「合併をする、しない」に拘(かか)わらず大変厳しい状況にあります。しばらくの間は村民の皆さんと共に我慢をしながら、さらに行財政の見直(みなお)しを図りまして「住み良いむらづくり」に積極的に取り組んで行く所存でありますので一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成18年が村民の皆さんにとって明るい輝かしい年でありますことをご祈念申し上げまして新年のあいさつと致します。

平成18年1月

片品村長 千明金造