片品村役場

新年度を迎え

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この度17年度が終了したわけですが、振り返ってみますと、17年度は一つの節目の年度であった思います。

今から8年ほど前、スキー産業が低迷する中で、片品村スキー場連絡協議会や民宿旅館連合会からスキー国体誘致の要望がなされ、多くの方々のご協力を頂き、今年2月に「第61回冬季国体(尾瀬国体)」が開催されました。雪に恵まれ、天候に恵まれ、そして人に恵まれ、尾瀬国体の全てが無事に終了いたしました。また、およそ四半世紀前の昭和57年、利根川荒川水系水資源開発基本計画にて戸倉ダム建設が決定され準備を進めて参りましたが、本格着工間近と思われた平成15年12月、利水都県の撤退表明から戸倉ダム建設の中止が決まりました。そして関係者のご協力により基金事業「まちづくり交付金事業」が決まり、今年3月に水資源機構と片品村との話し合いの末、戸倉ダム対策委員会は解散し平成17年度をもって戸倉ダム建設所は永い歴史に幕を閉じました。このように時代の流れの中で、今まで行われてきた大きな事業が終了したわけです。

平成18年度を迎え今後の村づくりは、村民と行政との協働が基本と考えております。村の財政状況は厳しい中にあっても、この村には豊かな自然があります。豊富な資源に恵まれています。そして、片品村には素晴らしい人材がそろっています。大きなお金をかけなくても、資源の発掘や既存の施設等を最大限に生かした村づくりが可能だと考えています。この4月からスタートする第3次片品村総合計画を基本指針とし、新しい村づくりを着実に推進していきますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

平成18年4月

片品村長 千明金造