片品村役場

新年のご挨拶

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***新年を迎えて***

新年あけましておめでとうございます。 皆様方には健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 片品村も皆様方からの格別なるご支援とご協力を賜りまして、大過なく新年を迎えることが出来ましたこと、厚くお礼を申し上げます。 片品村の冬期間の一大産業であるスキーシーズンを迎えた年末、幸いにもまとまった雪に恵まれて、新年を迎えられたことは大変ありがたく自然の恵みに感謝しております。

***「食」に対する課題***

昨年一年を振り返って見ますと、国内に於いては食の安心安全が覆された年でありました。 毒入り輸入冷凍餃子を始め、次から次へと輸入食品の危険な実態が明らかとなり、多くの日本国民に国内産農産物の安心安全を再認識して頂く好機となりました。 昨年11月、内閣府の食に関する世論調査に於いて、9割の人が国産の食品を購入したいと回答されたとのことです。 ご存じの通り、我が国の食料自給率はカロリーベースで40パーセントであり、国民の期待に答えるにはまだまだ大きく不足しております。 心ない食品会社が輸入品を国産品と偽る等々、産地偽装や不正が続発致しました。 国も、輸入食品の検査態勢を強化する方針を固め、また、不正防止に向けて消費者庁を新設する方針であります。 今後更に国内農産物に対する評価がますことが、我が国の農家の活路を見いだすことと考えます。

***洞爺湖サミットを終えて***

地球温暖化が進む中で昨年7月、我が国が議長国として洞爺湖サミットが開催されました。 環境省はそれに併せて、平成の名水百選を認定致しました。 全国からあった多くの応募の中から、片品村の水道水を含む湧き水が、尾瀬の郷片品湧水群として平成の名水に認定して頂きました。 尾瀬国立公園、そして平成の名水と、豊かな自然、豊かな資源や既存の施設を活かし村作りに努めて行きたいと思います。

我が国では2007年をピークに、人口の減少が予測されております。 村の一番の悩みは少子化であります。 片品村では12月議会に於いて第3子以上のお子さんが生まれた場合、30万円の祝金を贈呈させて頂くことになりました。 また、新年度予算編成に向けては、子育て支援の取り組みとして中学校卒業まで医療費の無料化に取り組んで行きたいと思います。

***「小さくても輝く村」へ***

新しい年を迎え更に「小さくても輝く村」を目指して、一生懸命勤めていく所存で有ります。 皆様には今後も、暖かい御支援を賜りますようお願いを致します。 平成21年の新年を迎え、皆様が今年の干支のように一歩一歩確実に前進出来る良い年となります様に、御祈念致しまして年頭のご挨拶と致します。

平成21年1月

片品村長 千明金造