片品村役場

被災者支援本部解散に伴うご挨拶

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実りの秋を迎えて一言ごあいさつを申し上げます。 

本年3月11日東日本大震災が発生し、巨大地震・巨大津波が東日本太平洋沿岸を襲い死者行方不明者は19,800人を超える未曾有の大惨事となりました。 そして巨大津波により東京電力福島第一原子力発電所が被災を受け、周辺住民は避難を余儀なくされました。 

片品村では村民皆さんを始め、受入れ宿・ボランティアの皆さんのご理解とご協力をいただき、福島県南相馬市民938人の被災者を受入れさせていただきました。 

真冬の様な雪景色の中での受入れから、桜の花咲く春を迎え、レンゲツツジの見頃の初夏が過ぎ、暑い夏も終わり、半年近くの長い避難生活となりましたが、8月末迄にはそれぞれ900人を超える被災者が、南相馬市などの自立先に向かい片品村を後にされました。 

9月以降も片品村内で暮らす決意をされた4家族13人を除く、数名の被災者も、最後の1人の方が9月29日、自立先に向かわれ、南相馬市から派遣されていた職員も市役所に戻られました。 

片品村がいち早く実施した3月18日の被災者受入れも半年以上と、当初の予想以上に長期化致しましたが、ここに村民の皆さんを始めとする関係者の皆さんのご理解とご協力により、東日本大震災の被災者受入れが終了致しましたことをご報告申し上げますと共に関係者の皆さんに対しまして厚くお礼を申し上げます。 

被災者受入れから今日まで、多方面から「人に優しい片品村」と、たくさんの感謝の声、励ましの声、お礼の声が寄せられております。 長期間にわたる被災者受入れに対しまして物品両面からご支援ご協力いただきました皆様方に対しまして、心から感謝を申し上げましてお礼のご挨拶とさせていただきます。

平成23年10月

片品村長 千明金造