片品村役場

ご挨拶

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村長の千明金造です、一言ごあいさつを申し上げます。

三月十一日午後二時四十六分、東北地方太平洋沖大地震が発生いたしました。時間が経つにつれて正に未曾有の大災害となりました。
東北関東大震災により、片品村に避難されてこられた皆様方に、村長といたしまして心からお見舞い申し上げます。

誰もが想像を超えた恐ろしい地震や未曾有の大津波より、想像を絶する中で尊い命を奪われた方々に心からご冥福をお祈りいたします。

又福島南相馬市から避難されてこられた、1千名の皆さんに対しましては、桜井南相馬市長から直接私に電話があり、「余りにもひどい災害でどうにもならない状況です。 是非被災者の受け入れを宜しくお願いします。」と言われております。私からは「片品村は災害に強い村です。どうぞ安心して片品村に避難させてください。」と伝えました。

片品村と福島県は尾瀬国立公園を共有し、私自身も佐藤福島県知事とは、大変親しくさせていただいております。

片品村がこの度、福島県内被災者の方々の受け入れを、いち早く決定した一番の理由は、被災者の安全安心が確保出来ると考えたからです。

まず片品村は地震に強い村です。このたびの大震災においても、村内の被害はほとんどありませんでした。また東京電力の計画停電区域外です。つまり停電がないとういうことです。 この村にはありがたいことに東京電力の水力発電所が7カ所あります。片品村はライフラインがしっかりしているからこそ、いち早く被災者の受け入れを決断いたしました。

片品村に来られた被災者の皆さん、片品村では何の心配もありません、余震の心配もありません。停電の心配もありません。どうかどうか安心して疲れた心を、疲れた体を ゆっくりと片品村で癒していただきたいと思います。

片品村に来られた被災者の皆さんにお願いいたします。皆さんの暮らす福島県の浜通と違い、片品村はまだまだ寒さが厳しいです。くれぐれもかぜなどを引かないように気をつけてください。

被災者の皆さんの受け入れにつきましては、急なお願いにもかかわらず、こころよく、ご協力をいただきました、村内の民宿、旅館、ペンション、ホテル 関係者の方々に心から感謝申し上げます。そして今回の村の支援にご理解いただき、ご協力をいただいております、ボランティアの皆さん、又片品村婦人会の皆さん本当にありがと うございます。

このたびの、東北関東大震災は、日本国が今までに経験したことない大災害であります。村民の皆さんには、想像を絶する恐ろしい思いをされて、片品村に避難してこられた、 多くの被災者の皆さんに、片品村民らしい、温かい励ましの声をかけていただきたいと思います。

結びになりますが一日も早い、被災地の復興を心から願い、片品村長のごあいさつといたします。

平成23年3月

片品村長 千明金造