片品村役場

二年ぶりに尾瀬サミット開催

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今年は例年よりも厳しい猛暑、残暑となりました。村民を始め皆様方には健康でこの夏を乗り越えられたこととご推察申し上げます。
片品村では本年8月3~4日に、第26回全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会「名水サミット」in尾瀬かたしな」を開催致しました。多くの皆さんのご理解とご協力に寄りまして、村文化センターが満席になる程盛大なものとなりました。
村の今後に向けて意義ある大会となり、ご協力いただきました皆さんに改めて心からお礼を申し上げます。

昨年3月11日、東日本大震災が発生致しました。被災地の復旧復興がままならない中で、震災発生から1年と6ヶ月の月日が過ぎようとしております。昨年は、未曾有の大災害を受け尾瀬サミットの中止を余儀なくされましたが、本年は福島県檜枝岐村 尾瀬沼ヒュッテにおきまして9月3日~4日に開催することが出来ました。

大震災と福島第一原発事故により、共に尾瀬を共有する福島県側の依然と風評被害の厳しい現実を知ることとなりました。

二年ぶりの開催となる尾瀬サミットでは、「みんなの尾瀬をみんなで守り、みんなで楽しむ」の基本理念の下、「ニホンジカ被害対策」や「尾瀬の利用促進について」など有意義な議論が交わされました。これらの課題につきましては今後、尾瀬国立公園協議会などで議論を深めて行くことと思います。

片品村では、本年10月20日~21日の2日間にわたり、第2回全国禹王(うおう)まつり「禹王サミットin尾瀬かたしな」を開催予定であります。

片品村の文化財でもあります「禹王の碑」は、篆書体77文字で刻まれた大変貴重な碑であるといわれています。また、サミットでは禹王碑研究家の方々による基調講演や研究発表などが予定されております。少し難しい話が多いかと思いますが、興味のある方は是非ご来場をお待ちしております。「会場は片品村文化センター」を予定しております。

9月に入りましたがまだ残暑が続くと思います。皆さんにはどうぞお体には充分ご留意願います。

平成24年9月

片品村長 千明金造