片品村役場

新年のごあいさつ

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新年明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。

昨年も海外や日本国内におきましても各地で自然災害が多発いたしました。片品村におきましては、昨年一年間消防団出動ゼロでありました。天災も人災も大きな被害もなく、みなさんと共に新たな年を迎えられたことは誠に有りがたく心から感謝申し上げます。

昨年5月1日に帝国ホテルを会場に「東日本大震災における貢献者表彰式」が盛大に開催されました。主催は公益財団法人社会貢献支援財団、後援は総務省・外務省・文部科学省・国土交通省による式典でありました。受賞者128名の個人・団体で有ります。

式典会場では一人ひとりの貢献が痛ましい映像と共に紹介される中で、多くの人々を避難させながら自らは津波の犠牲となった消防団員の遺族も多く、涙をこらえての式典でも有りました。

そんな中で「片品村のいち早い被災者受け入れ」が認められて、全国地方自治体で唯一社会貢献団体として表彰されました。ここに「片品村」の名を残す事となりましたがご協力をいただきました多くの方々に改めてお礼を申し上げます。

昨年8月には関東ブロックを代表しての「全国名水サミット」を開催させていただきました。又10月には実行委員会のご協力に依りまして「第2回全国禹王(うおう)サミット」を開催させていただきました。どちらも多くの村民のみなさんのご協力に依りまして、全国各地から沢山のお客さんをお迎えし、共に成功裏に開催できましたこと重ねてお礼を申し上げます。

片品村民の長年の願いであった椎坂バイパスも平成21年に白沢トンネルの着工式が行われ本格的な掘削工事に入り、群馬県ご当局のご尽力に依りまして昨年5月には利根トンネルも貫通式が行われていよいよ完成まで時間の問題となりました。

片品村では椎坂バイパスの完成を見据えて2つの全国大会のスキー大会を予定しております。

1つは来年の2月に「全国中学校スキー大会」の開催予定であります。更に翌年平成27年2月には「第70回国体冬季大会スキー競技会」を片品村で開催予定であります。特にクロスカントリー競技については、将来を見据えた中で、国や群馬県の支援も受けて武尊牧場内、標高1400メートルを超える高台に建設し、雪解けと共に着手する予定であります。

2つの全国大会の開催は、椎坂バイパスの完成を全国にピーアール出来るまたとないチャンスと捉えております。村民のみなさんのご支援ご協力を宜しくお願いいたします。

群馬県内でいち早く片品村が、三種ワクチン全額村負担を実施させていただいたように、又 被災者をいち早く受け入れさせていただいたように、村民の皆さんの放射能汚染による健康被害を防ぐ為に、少し高額では有りましたが、いち早く食品放射能測定器を購入させていただきましたが、行政の取り組みは近隣自治体との横並びだけではなりません。

今年は更に少子化対策、子育て支援の要望にも応えて行きたいと考えています。今後も低負担高福祉の取り組みを進めて「小さくても輝く村を目指し」鋭意努力をいたします。

本年も村民の皆さんのご支援ご指導をお願いいたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

平成25年1月

片品村長 千明金造