***〝尾瀬〟平成百景でベストテン入り***

読売新聞社が創刊百三十五年記念事業で、新しい時代にふさわしい景観を選定した、「平成百景」に全国三百候補地の中から、尾瀬が全国十位に認定されました。 富士山が日本一でありましたが、尾瀬が選ばれたことは村長としても大変ありがたく、さる、五月三十日パシフィコ横浜で行われた上位十位までの認定証の贈呈式に出席し、 読売新聞東京本社、老川祥一社長から、直接認定証を頂きました。その後代理出席除く、富士山の横山山梨県知事、知床は村田斜里町長、合掌造りの白川村は谷口村長、 京都の門川市長、そして私千明金造の五名出席で、読売新聞鈴木美潮記者の進行により平成百景サミットが行われました。結論としては「豊かな自然も、貴重な建造物も、 それを真に守り抜いてきた、先人達を始め、永年の地元住民の、たゆまぬ努力の結果が今回の成果である」としました。片品村も「みんなの尾瀬を、みんなで守り、みんなで楽しむ」 のスローガンの下、村長としても保護を越えない利用に、関係者と共にしっかりと取り組んでいく考えです。

***夏山シーズン近づく***

尾瀬の郷片品村も、新緑萌える素晴らしい季節となりました。群馬に生まれた子ども達が一度は、尾瀬の貴重な自然に触れ、自然の大切さを学んで欲しいと、 昨年度から群馬県が実施した尾瀬学校も、五月二十八日からスタート致しました。本年は群馬県内百三十三校、一万四百名を越える小中学生が、 十月八日まで土日祝日を除き、それぞれ平日入山予定で有ります。今シーズンも参加者全員の無事を願うと共に、子ども達に取りましても、より良き授業となることを 期待しております。

さて日本百名山の一つ霊峰上州武尊山麓、武尊牧場のレンゲツツジの見頃が近づき、六月五日には、夏山リフト営業を開始して、千五百メートルの草原で、山開きが予定さ 　れております。又今月二十日には菅沼登山口に於いて、日光白根山の山開きも予定されています。更に七月一日には、至仏山の山開きが行われ本格的夏山シーズンとなります。

平成21年６月