尾瀬国立公園と平成の名水の村片品も、美しい紅葉からあと僅かで冬のスキーシーズンを迎えます。農作物の取り入れが終わろうとしておりますが、自然の恵みに心から 感謝と畏敬の念を覚えます。 

10月25日の村長選挙では、皆さま方のご支援によりまして、二度目の当選をさせていただきました。心温かいご支援に対しまして、厚く御礼を申し上げます。 今後、「村に生きる、村を活かす」を信条に、常に誠実と親切を心として、片品村発展のために、村の進路を誤ることなく、最善の努力を尽くして参ります。 

村民と共に自主自立の村づくり、その基本は、片品村の健全な財政運営にあります。健全な財政を以て、小さくても輝く村、村民と共に村民が主役の村づくりが 出来ると確信しております。これからも常に行財政改革を推し進め、均衡のとれた財政の中、行政運営は、可能な限り村民皆さまの「低負担高福祉」に取り組んで参りたい と考えています。 

私の掲げた３つの基本方針は、①経済活力のある村へ②夢や希望の持てる村へ③村民の皆さまが元気で安心して暮らせる村へです。これらの中で、直ぐに取り組むべき もの、少し時間のかかるもの、長期的に取り組むべきもの、それぞれ実現に向けて日々実践あるのみと取り組んで参ります。 

直ぐに取り組むべきものとして、既にいくつか実践に移しております。その一つが、子育て支援であります。犯罪が多い都会とは違うとは言え、子ども達を取り巻く 環境は決して楽観出来ないと考えます。それと同時に働くお母さんお父さんの手助けとして、放課後あるいは夏休みなどを対象とした、学童保育の開設を来年度早期に 実現出来るようにいたします。 

村民の皆さまが望む村の将来を見据え、一日一日を精一杯努力して参りたいと思いますので、今後ともご支援ご指導を心からお願いいたしまして、ご挨拶といたします。

平成21年11月